MIS(エム・アイ・エス)とは

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MIS(Minimally Invasive Surgery)とは、一般的に最小侵襲(低侵襲と呼ばれることもあります)手術と呼ばれる手術方法のことです。

従来の手術方法とMISの違いは?

MIS

1.関節への切開(侵襲)が少ない

従来の手術では15~20cm程度の皮膚切開を行い、筋肉・靱帯や腱など関節の周辺組織にも切開を加えて、充分な視野を確保します。 それに対して、MIS法では、専用の手術器械を使用することで8~12cm程度の皮膚切開で済み、筋肉や腱などへの切開も最小限に抑えてることができます。 従来法より筋肉を切る量が少ないので、患者さんの痛みは少なくなり、回復もより早くなります。また、皮膚に残る傷跡が小さいため、美容的メリットもあります。

2.術後リハビリテーションの早期開始が可能

皮膚における傷口の小ささよりも、その奥の筋肉や腱などに対し極力メスを入れないことがMIS法における最大のポイントです。筋肉に大きくメスを加えると、筋力が落ちるために関節を動かす力が衰えます。 逆に筋肉にほとんどメスを加えなければ、関節を動かすための筋力を高い状態に維持することができます。またメスを加える量に応じて、痛みの度合いも変化します。 従来法で手術を行った場合、数日間は歩行器を用いた室内移動など限られた動きしかできません。 それに対してMIS法の場合、手術翌日(症状によっては半日後)から本格的なリハビリテーションの開始をすることができます。手術後のリハビリテーションをより早く開始できるということは、手術後の安静により筋肉が衰えてしまうことを回避でき、より早く退院することが可能になります。

3.早期退院、早期社会復帰が可能

従来法では入院期間は1ヶ月以上を要する場合もあります。 しかし、MIS法で手術を行った場合、早ければ約10日~2週間で退院することも可能となります。早期退院が可能であれば、職業をお持ちの方や、長期間の留守ができない方でも、安心して手術が受けられます。

従来の手術方法とMIS法で違わないことは?

体内で使用される人工関節インプラントの耐久性は今までと変わりないとお考えください。 したがって、手術後、人工関節の寿命をより長く保つための日常生活上の注意点などは変わりません。
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