
ナビゲーションシステムとは、コンピューターによる支援手術の一つです。
GPSからの情報をもとに、目的地までの道順を運転手に指示をするカーナビとおなじで、ナビゲーションシステムでは、赤外線を使用して、手術の器具が現在どの位置にあるか、計画通りに手術をするためにはどの方向へどれくらい移動すれば良いか、などをコンピューターが計測します。手術をする医師は、その表示にしたがって、より正確により安全に手術をおこなうことができます。
術前計画
手術前にCT(コンピューター断層撮影)などの検査で得られた患者様の骨格情報をナビゲーションシステムに入力し、人工関節を設置する位置やサイズなどを決定します。
手術中
手術中は患者様の関節と、ナビゲーションシステムの画面を確認しながら手術をします。これにより、骨をより正確に削ることが可能になり、術前計画通りに人工関節を設置することができます。